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薄毛は遺伝するのか?への答え

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親や親戚がハゲている。20代の頃から薄毛が進行している。いろいろな育毛法に取り組んでいるけど、いまいち効果を感じられていない。そういった方はAGA(男性型脱毛症)を疑ってみてください。

最近では、CMなどもよく目にするようになったので、あなたもAGAという言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

AGAについて、そしてその対策についてご紹介します。

1、AGA(男性型脱毛症)とは?

今や成人男性の3人に1人はかかっていると言われている病気です。男性ホルモンの働きによって、成長期の毛が脱毛させられてしまうことで、薄毛が進行していきます。

健康な状態の毛は、2〜6年の成長期を経て生え変わります。でもAGA男性の場合は、数ヶ月〜1年程度で脱毛してしまうのです。そのため、細く短い毛の割合が増え、頭皮が透けて見える状態になっていきます。

AGAの原因についてご紹介します。

2、AGA(男性型脱毛症)の原因

AGAは、ジヒドロテストステロン(DHT)という強い男性ホルモンのはたらきによって起こります。髪の毛を作る指令を出す毛乳頭という細胞内で、ジヒドロテストステロン(DHT)が髪の毛の発育を抑制するシグナルを出すことで、ヘアサイクルが乱れて成長しきらない細く弱い毛が増えてしまいます。

ジヒドロテストステロン(DHT)は、男性ホルモンの一種であるテストステロンと毛乳頭内部の酵素の働きによって作られます。

遺伝の関与についての仕組みはまだ完全に解明されていませんが、脱毛シグナルを発生させる原因とその対処法については解明されてきています。

AGAの対策についてご紹介します。

3、AGA(男性型脱毛症)への対策

男性ホルモンのテストステロンと酵素が結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)が生成されることで、薄毛を引き起こすとお話しました。

テストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変えてしまう酵素には、「5α還元酵素」というものがあります。これにはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型は側頭部と後頭部付近に存在します。Ⅱ型は前頭部と頭頂部付近に存在します。

てっぺんはハゲていても、耳の上や頭の後ろはフサフサという人が多いのは、5α還元酵素Ⅱ型によってジヒドロテストステロン(DHT)が生成されているからです。

この酵素の働きをブロックすることで脱毛を抑える薬が「フィナステリド」と「デュタステリド」です。それぞれについてご紹介します。

①フィナステリド

5α還元酵素Ⅱ型を強く抑制する効果があるのがフィナステリドです。生え際が後退してきている方やてっぺんが薄くなってきている方は、フィナステリドによる5α還元酵素Ⅱ型の抑制が、薄毛の改善に効果を発揮する可能性が高いと言えます。

「プロペシア」という商品名で販売されています。「フィンペシア」など後発医薬品もありますが、医師に相談の上、何を服用すべきかなどはご検討ください。

②デュタステリド

注目を集めているAGA治療薬です。5α還元酵素のⅠ型Ⅱ型どちらにも効く薬です。2015年に厚生労働省よりAGA治療薬として認可されました。

フィナステリドに比べてデュタステリドの方が効果を早く感じる人もいるようです。薬成分の血中濃度が半減するまでの時間が、フィナステリドよりもデュタステリドの方が長いことが影響していると考えられます。ただ、その分、副作用の発現率も高めになります。

「ザガーロ」という商品名で販売されています。

③ミノキシジル(注意)

AGAクリニックによっては、フィナステリドとミノキシジルをセットで服用するように進めるところもあります。

フィナステリドが脱毛の抑制、ミノキシジルが発毛の促進、守りと攻めを行うためにセットで服用するという説明を受けます。

ミノキシジルは血管を拡張させる作用によって、髪の毛を生成する細胞への血流を良くし、発毛を促進する効果を期待して利用されています。

ですが、「男性型脱毛症診療ガイドライン(最新版)」においては、ミノキシジルの服用についてはランクD「行うべきではない」という評価をされています。

4、AGA内服薬の副作用とリスク

ただ、これらの薬も万能というわけではありません。肝機能障害や精力減退、正資料の減少などの副作用リスクへの配慮も必要です。すべての方が対象となるわけではありませんが、薬なので副作用はつきものだとお考えください。

また、最近増えている並行輸入品や海外で生産されている医薬品には注意が必要です。国内では認められていない薬剤などは甚大な被害を受けてしまう可能性もあります。必ず医師の診断を受けて国内で流通の認められている製品を利用するようにしてください。

5、AGA治療の費用

AGA治療は、治療と言っても保険は使えません。主に処方されるAGAは治療薬の費用としては、毎月2万円程度かかるのが相場です。薬意外に、メソセラピーなど直接頭皮に治療薬を注入するものもあります。1回数万円程度かかり、数回は行うものとなりますので、全ての治療を行うとすると1年で50万円以上、クリニックによっては100万円程度かかるところもあります。

AGAの抑制にはフィナステリドやデュタステリドの服用が最適と言われています。弱く細った髪の毛を太く長く成長させるためには、育毛剤の併用をおすすめします。


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