頭がかゆい!洗ってもすぐに臭くなる!フケが出る…、もしひとつでも当てはまるようなら、あなたは頭皮トラブルを抱えています。
トラブルを起こしている頭皮は抜け毛が進みます。荒れた大地に作物が育たないのと同じです。
頭皮トラブルが起こる原因と対策についてご紹介します。
1、頭皮トラブルの種類
髪の毛で保護されている頭皮ですが、逆を言えば汚れが溜まりやすく、雑菌も住みやすい環境になっています。なので、トラブルが起こりやすく炎症を起こしてかゆくなったり、ニオイやフケ、そして抜け毛などの症状が出やすいのです。頭皮ではどんなトラブルが起こるのかをまず見ていきましょう。
①フケ
正常な頭皮であってもフケは発生します。これは頭の皮膚の老廃物であり、新陳代謝の影響によって発生する物です。フケは漢字で頭の垢と書きますので、皮膚の垢と同様のものです。ただ気になるほどのフケが出ている場合は要注意です。
正常なフケは目に見えないくらいの大きさで剥がれ落ちていきます。髪の毛に絡まっていたり、肩に付いていたりと目立つフケがある場合は、まだ落ちるはずではなかった皮膚組織が剥がれ落ちている状態です。土が乾いて表面がパリパリになっているような状態だとお考えください。
つまり、乾燥によって頭皮トラブルが発生してしまっています。
②かゆみ
肌は乾燥するとかゆくなりがちです。頭皮も同じで乾燥するとかゆみが出やすくなります。皮膚を覆っている水分が少なくなり、刺激を受けやすい状態になってしまうためです。
患部をかくことで症状は悪化していきます。頭がかゆくてもかかないようにしてください。頭皮は髪の毛によって覆われている皮膚なので、トラブルへの対処がしづらくなるためです。
③抜け毛(薄毛の進行)
ヘアサイクルと呼ばれる毛が生えて抜けるまでの周期が髪の毛1本1本にあります。成長を終え、生え変わる準備の整う休止期と呼ばれる時期に髪は抜けていきます。休止期に入った毛が抜ける本数は、1日に約70~100本程度と言われていますが、頭皮トラブルによって薄毛が進行していると、1日に100本以上抜けてしまいます。
④頭皮ニキビ
ニキビは皮脂が過剰に分泌され毛穴が詰まってしまうことで起こりますが、これは詰まった毛穴にアクネ菌が増えて炎症を起こすからです。思春期にはホルモンの分泌が盛んになることで多くの人達がニキビに悩みますが、大人のニキビは食生活の乱れやストレス、そして老化による肌の劣化によって乾燥し、バリア機能が失われ起こります。
⑤頭皮湿疹
湿疹とは、皮脂の表層の炎症です。これが内外からの異物、アレルゲンなどが血管や知覚神経を刺激しかゆみや炎症を起こします。頭皮が乾燥することで、バリアが一枚破れるようなものですので、外からの刺激に弱くなりますので炎症が起きやすくなります。外からの刺激に弱くなっているので、カラーリング剤などにも弱くなり湿疹が起こる方もいます。
2、頭皮トラブルの原因
頭皮トラブルの多くは、頭皮が乾燥することによって引き起こされます。頭皮は皮脂膜によって紫外線や空気中の刺激物から守られています。頭皮が乾燥すると、保護膜のバランスが崩れ無防備な状態になります。
すると、直接紫外線のダメージを受けたり、水分が蒸発しやすくなるためより乾燥が進みます。頭皮の乾燥が進むとうるおそうと皮脂が過剰に分泌されます。頭皮がベタついたり、嫌な臭いを発生させたりするのはこの過剰に分泌された皮脂が原因です。
過剰に分泌された皮脂は、毛穴に残りやすく、酸化した皮脂が刺激物となって頭皮のトラブルを引き起こしてしまうのです。
3.トラブルの原因「頭皮の乾燥」の対策
では、頭皮の乾燥をどのように改善していけばいいのかご紹介します。最も大事なのは、過剰に分泌された皮脂汚れをきっちりと落としてあげるために、シャンプーで毎日清潔に頭を洗うことです。
①スカルプケアシャンプーを使う
頭皮(スカルプ)をケアするシャンプーです。通常のシャンプーは頭皮よりも髪の毛をケアすることを重視していますが、スカルプケアシャンプーは頭皮によりやさしい洗浄成分を配合しています。
通常のシャンプーは洗浄力が強すぎて頭皮の皮脂を取りすぎてしまいます。その結果、乾燥を招いてしまっているケースがあります。なので、アミノ酸系洗浄成分を配合したスカルプケアシャンプーを使うようにしてください。
プラスαの対策として、保湿力にすぐれた植物由来成分のものなどもおすすめできます。どうしてもスッキリとした洗い上がりを求めがちですが、乾燥対策には洗い上がりがしっとりとするうるおい重視のシャンプーを選びましょう。
②ドライヤーを頭皮に当てすぎない
シャンプーの後、しっかりと髪の毛を乾かしてください。濡れたまま寝たりすると、頭皮に悪影響を及ぼす菌が繁殖してしまうためです。ただし、頭皮に直接ドライヤーの熱風を当てるようなことは避けてください。頭皮が必要以上に乾いた状態になってしまうからです。ドライヤーは頭から15cm以上離して、一箇所に集中することないように動かしながら使うと上手に乾かすことができます。主に髪の毛を乾かすことをイメージしながら使っていただくと良いかと思います。髪の根元の方は、頭皮の熱で自然と乾いていくのでご安心ください。
③薬用育毛剤を使う
薬用とは、有効な成分が一定の濃度配合されているものです。薬用育毛剤の効果としては、発毛促進・育毛・養毛・抜け毛予防・フケかゆみ防止などがあります。頭皮環境を整えるために使われるものなので、頭皮トラブルが起こってしまっている頭皮には効果的です。また、商品によっては薬用有効成分以外のサポート成分として保湿成分やその他髪の毛を作るために必要とされる成分などが配合されているものもあります。BUBKA ZEROは保湿力にこだわった育毛剤なので、是非チェックしてみてください!
④水分をしっかりと取る
エアコンが完備された場所が増え、どこに行っても乾燥させられる世の中ですよね。成人の身体の60~65%は水でできています。喉が乾いたなと感じてから補給するのでは遅いと言われています。1日に1.2リットルは水分を摂取した方が良いとされているので、乾燥しやすい・発汗しやすい環境下ではさらに多くの水分を摂った方が良いと思います。こまめな水分補給をしましょう。
⑤生活習慣の改善
すべてのことに言えますが、睡眠・食事・運動は健康を維持するために必要な活動です。身体が不調な時、より生命維持に必要な器官のためにエネルギーや酸素などが使われるため、頭皮の状態が悪かったとしても、髪の毛は後回しにされてしまいます。疲れてくると肌が弱ってきたり、髪がパサついて来たりすることがあると思います。髪の毛の成長も同じで、土台となる身体の調子が悪いと、十分な成長をさせてもらえなくなってしまいます。
4、日常生活で取り組んでほしい乾燥対策
①UVケア
紫外線が日焼けだけでなく、肌から身体を酸化させることは、現在ではよく知られています。肌は日焼け止めを塗り、長袖のシャツを着るなどの対策をしますが、頭皮に関しては帽子をかぶる、日傘を使うことで紫外線の防止になります。ただ帽子は蒸れる、髪形が変わるなどが気になる方がいます。そんな方にはスプレータイプの日焼け止めもおすすめです。頭皮用の日焼け止めも販売されつつあるようですので、気になる方は要チェックです。
②エアコンの設定調節
エアコンの温度も乾燥に関わります。エアコンを使うこと自体、室内の水分を取り入れて動くので、室内が乾燥します。また暖かい風、冷たい風をが肌に直接あたり、乾燥をより進めますさせます。温度設定・風量・風向を調整することで、乾燥を抑えることができます。加湿器は部屋の湿度を一定に保つために必需品です。
③栄養バランスの取れた食事
身体の健康は、頭皮の健康にも繋がります。バランス良く食事を摂る事は、人間の生命活動の基本となります。頭皮の血行に必要な栄養素はビタミンです。ビタミンはタンパク質の摂取の助けになります。緑黄色野菜、魚、ゴマや玄米には豊富なビタミンがあります。特に青魚は髪の毛に必要なタンパク質も摂取できるので、積極的に食べていただきたい食材です。
④お風呂に浸かって頭皮マッサージ
髪の毛に必要な栄養や水分は血液によって運ばれます。血行が悪いと、髪の毛の成長に必要なエネルギーが行き届かなくなります。そのため、頭皮だけでなく身体全体の血行の促進が必要になります。
冷え性じゃありませんか?血行を促進するためには、毎日お風呂に浸かるのが効果的です。もしシャワーだけでサッと終わらせているなら、今日からはぜひ湯船に浸かるようにしてください。
頭皮のマッサージもおすすめです。湯船に浸かりながらマッサージをするようにすれば、しっかりと頭皮の血行を促進させられます。両手の指を開いて、側頭部を10本の指で挟むように押さえてください。押さえながら上部にグイッグイッと持ち上げるように押してください。頭頂部を直接押すのは頭皮への刺激になるので控えましょう。
⑤きちんと寝る
これも生命活動の基本ですが、きちんと寝てください。睡眠の間、身体の組織が修復されたり生成されたりします。そのため、睡眠が十分でないと身体の不具合が回復しないまま次の日を迎えることになります。乾燥した頭皮、トラブルを引き起こした頭皮がそのままの状態だと、悪化の一途をたどるのみになります。
必要な睡眠時間は人それぞれですが、8時間程度は必要だと言われています。また、22時〜26時の間に細胞が活動するので、この4時間を睡眠時間に組み込んだ方が良いと言われています。ただ、眠りに入った3時間で細胞が活動しているという研究もあったりもするので、今のところ定かではありません。とにかく、不規則にならずできるだけ決まった時間で寝るようにしてください。身体にはリズムがあるので、規則正しい生活が薄毛の改善においても大切です。
まとめ
髪の毛は皮膚の一部です。その土台となっているのが頭皮です。頭皮が乾燥することで、土台が弱くもろくなってしまいます。炎症などの頭皮トラブルに発展する前に、できるところから乾燥対策をしてください。頭皮の保湿への配慮も大切になります。保湿高価のあるスカルプケアシャンプーや育毛剤を使うことで、より効果的に頭皮保湿ができるようになるのでオススメです。