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発毛にはバルジ領域の活性化が大切だった?

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従来の発毛・育毛研究では毛球部にある毛母細胞の活性化が大切と言われてきましたが、最新のサイエンス研究で、毛母細胞以上にバルジ領域の活性化が大切であるという研究結果が発表されました。

バルジ領域の活性化や破壊で毛の発毛と脱毛どちらも操る事ができるという事が研究で解明されました。

 

1、バルジ領域とは

そもそも、バルジ領域とは、どのようなものなのでしょうか。

毛髪の仕組みとヘアサイクルとの関係から、バルジ領域を見ていきます。

①バルジ領域ってどこにあるの?

毛髪の成長に関わっているのは、毛髪の根本、皮膚に埋まっている毛根部です。

毛根は毛包という組織に包まれています。毛根の底は毛球部と呼ばれる部分で、ここに毛細血管と接する毛乳頭と、それを包む毛母細胞があり、毛髪の細胞を作るとされています。

そして毛包の中央には膨らんだ部分があり、ここがバルジ領域と呼ばれています。

②ヘアサイクルとバルジ領域の関係

毛髪には、成長期、退行期、休止期を経て脱毛し、また新たな毛髪が生えてくるという、ヘアサイクルがあります。このサイクルは、毛乳頭が指令を出し、毛母細胞が分裂することにより、毛球部から起こっていると考えられてきました。

しかし、研究により、その毛球部の働きは、バルジ領域の活性化を受けたものではないかという説が出てきました。

③バルジ領域にある2つの髪に大切な幹細胞とは?

ヘアサイクルとバルジ領域の関係を考える上で重要なのが、バルジ領域にある2つの幹細胞、毛包幹細胞と色素幹細胞です。幹細胞とは、同じ細胞に分裂したり、別の細胞に分化したりする能力のある細胞のことを言います。

・毛包幹細胞とは

毛包幹細胞は、毛髪を作る元となる細胞のこと。

バルジ領域と発毛を関係づける説では、毛包幹細胞が活性化し、

細胞が分裂することによって、毛球部が作られるのではないかと考えられています。

・色素幹細胞とは

色素幹細胞とは、色素を作る元となる細胞のこと。

色素幹細胞が活性化することで、毛髪の色素が作られると考えられています。

 

2、発毛、育毛には毛母細胞以上にバルジ領域の活性が重要!

これまで、発毛、育毛には毛母細胞が重要と考えられてきましたが、

前述の説に立てば、そもそもバルジ領域を活性化させることが重要ということになります。

そのためにはどうすれば良いのでしょうか。

①毛髪の生成に重要な17型コラーゲンはバルジ領域にあった?

バルジ領域を維持するために重要な成分として注目されているのが「17型コラーゲン」です。

17型コラーゲンは毛包幹細胞をつなぎとめる役割を担っており、

17型コラーゲンが減少すると、毛包幹細胞の毛髪を作る働きが弱まります。

・17型コラーゲンとは?

17型コラーゲンは、「コラーゲン」と付いている通り、コラーゲン、つまりタンパク質の一種です。

コラーゲンには1型、2型、3型……と種類がありますが、いずれも繊維状で、皮膚や軟骨、腱などを構成する役割を果たしています。17型は、毛包幹細胞において重要な役割を果たしているわけです。

17型コラーゲンは、人工的に合成することができず、食事で摂ることが難しいため、すでにある17型コラーゲンをいかに減らさないかということが重要になってきます。

 

3、バルジ領域の活性で毛が生える?

バルジ領域を活性化することで毛髪が生えるのだとすれば、バルジ領域を活性化するためには、どのような方法があるのでしょうか。発毛・育毛業界では、現在、次のような試みがなされています。

①活性方法1 HARG治療

HARG(ハーグ)治療は、専門のクリニックで行われる毛髪再生治療のひとつ。

毛髪の「成長因子」を含むタンパク質を直接頭皮に注入することで、バルジ領域の活性化を目指します。

成長因子を含むタンパク質とは、培養した幹細胞の上澄み液から採取され、凍結乾燥させたもの。

②活性方法2 脂肪幹細胞治療

脂肪幹細胞治療も、専門のクリニックで行われる毛髪再生治療のひとつ。

患者自身の脂肪由来の幹細胞を注入することで、

脂肪になる前の細胞である「脂肪前駆細胞」を活性化、

そこで作られる成長因子により、幹細胞の活性化を目指します。

③活性方法3 バルジ領域を活性するマジョラムエキス配合の育毛剤使用

前述の2つの方法は専門のクリニックでないと受けられない方法ですが、

自分でもできる育毛剤で、バルジ領域の活性化を目指す動きもあります。

その一つが「マジョラムエキス」配合の育毛剤です。

・マジョラムエキスとは?

マジョラムエキスは、植物由来のエキス。

バルジ領域の毛包幹細胞の維持に欠かせない

17型コラーゲンの産生に関わると考えられている成分です。

 

4、バルジ領域を破壊すれば永久脱毛もできる?

バルジ領域の活性化で発毛を促進できる可能性があるわけですが、

逆に、バルジ領域を破壊することで発毛を止めることもできるということになります。

そのため、脱毛業界では、バルジ領域へアタックする新たな方法が採用されつつあります。

①医療脱毛にも用いられているバルジ領域へアタックする新式脱毛法

医療脱毛で取り入れられ始めた、バルジ領域へのアタックにより脱毛する方法として、

「メディオスターNEXTPRO」があります。

・メディオスターNEXTPRO

従来の脱毛は、毛根の深い部分、毛乳頭や毛母細胞を破壊する方法が主流でした。

しかし、この方法は皮膚の深い部分に影響するため、傷みを伴い、

また、ヘアサイクルの影響を受けやすいものでした。

メディオスターNEXTPROでは、バルジ領域を破壊することにより、脱毛を行います。

バルジ領域は毛乳頭や毛母細胞に比べ皮膚の浅い位置にあるため、痛みが少なく、

ヘアサイクルに関係なく破壊が可能なので、脱毛回数が少なくて済むメリットがあります。

 

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