朝起きて枕に抜け毛が、、、これは薄毛が進行している前兆なのか、と不安に思っている方!抜け毛は毎日だれにでも起きている事です!まず自分に抜け毛は正常なのかそれとも異常なのかをしっかりと理解し、自分の抜け毛の原因にあった対策をしていきましょう。
1、枕に抜け毛が!!これは薄毛進行のサイン?
朝起きて枕に抜け毛があり不安に思う方もいると思います。ですが枕に抜け毛がつくのはごく普通の事です。思っているよりも髪の毛は多く抜けている事をご存知でしょうか?大体1日の抜け毛は少ない人で30本多い人で180本も抜けていると言われています。
髪の毛にはサイクルがあり、成長期、退行期、休止期とそれぞれ髪の毛は、生える、そして成長が止まり、抜けるのを待つといった流れで髪の毛は生えています。その中で抜けるのを待っている髪の毛つまり、休止期の髪の毛が1日で平均30本から180本はある事を知っておきましょう。
2、枕につく抜け毛が薄毛のサインかどうかを判断するには以下の2つの事に注意しましょう。
①急激に抜け毛が増加したのはAGAが原因かも?
枕の抜け毛が気になった時に注意してみていただきたいのは、抜け毛が急激に増えたかどうかです。抜け毛が最近急激に増えてそして枕につく本数も増えた人は要注意です。
AGA、つまり男性型脱毛症の可能性があります。AGAは男性ホルモンの影響でヘアサイクルが乱れる事でおきます。急激に抜け毛が増えた場合はAGAの可能性を疑い早めの対策をしましょう。
ヘアサイクルの乱れは生活習慣の改善だけでは改善するのは難しいとされています。早めの育毛対策が必要になります。
②抜け毛の本数よりも抜けた毛の質を確認しよう
枕につく抜け毛が増えた時、どうしても抜けた本数を気にしてしまいがちですが、抜けた本数ではなく抜けた髪の毛の状態を確認するようにしましょう。
本来抜けても大丈夫な毛とそうではない毛があり、長くてしっかりとした毛であれば、通常のヘアサイクルにもとづいて髪の毛が抜けていると考えられますが、「細くて」「短い」毛が多い場合は、薄毛になる兆候が考えられます。本来であれば太く長く伸びるはずであった髪の毛がヘアサイクルの乱れによって成長する前に抜けてしまっている可能性があるので要注意です。
抜け落ちた髪の毛の状態をしっかりとチェックするようにしましょう。
3、抜け毛の原因は様々あります
抜け毛の増加には様々な要因が考えられます。抜け毛の原因をしっかりと理解する事で抜け毛の本数を減らす事が出来ます。
①食生活
食べ物と髪の毛と聞くと一見全く関係ないようにも感じますが、実は密接に関係しているのです。髪の毛の生成に必要なものとして、タンパク質、ビタミン、ミネラル、などの栄養素が必要不可欠です。
その中でもミネラルは人間の体内の中で生成する事は難しく、食べ物やサプリメントでの摂取が必要となります。よく育毛には亜鉛がいいと言われるのは、亜鉛には細胞分裂を促す作用があり、髪の毛の生成する時に使われる栄養素であるからです。ですが亜鉛には体に吸収されにくいという特徴があります、なのでサプリメントなどでの摂取をするとより亜鉛不足を回避する事ができるでしょう。
②男性型ホルモンAGA
薄毛に悩む男性の多くがこのAGA(男性型脱毛症)だと言われています。AGA、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼと結びついてジヒドロテストステロンとなりヘアサイクルが乱れる事により薄毛が進行する症状です。AGAは男性ホルモンが影響している為、生活習慣を改善する事での抜け毛の対策とは違い、AGAの抜け毛対策は生活習慣とは別で行う必要があります。
③ストレス
ストレスと抜け毛は密接に関係しているといえます。ストレスによる代謝の異常で皮脂が過剰分泌したり、ストレスによって自立神経に支障をきたし、筋肉が収縮して血管が細くなり、毛根部に栄養分が十分運ばれなくなり、髪が育たなくなるなどいろいろな影響があります。
特に円形脱毛症の一番の原因はストレスだと言われています。
④不適切なヘアケア
多くの方が無意識のうちに不適切なヘアケアをしている可能性があります。
洗わないで不潔にしていたり、逆に朝晩のシャンプーなどの過度の洗髪によって頭皮を痛めることも薄毛・抜け毛の原因になります。また、毎日シャンプーをしてもシャンプーの十分なすすぎを行なわないと薄毛・抜け毛につながることがあります。パーマやカラー、ドライヤーの使いすぎも薄毛・抜け毛を促進する場合があります。
⑤紫外線による頭皮刺激
髪の毛のキューティクルは紫外線によってダメージを受けやすく、長時間紫外線を浴び続けることも、薄毛・抜け毛の原因の一つと考えられます。
また髪の毛だけではなく、頭皮にも紫外線は悪影響をおよぼします、頭皮は肌と同じで紫外線ダメージにより老化します、また、毛母細胞の機能も低下にも関係している為、髪の毛の生成にも悪影響を及ぼします。
⑥冷えによる血行不良
女性に多いのが冷えによる血行不良です。髪の毛と血行と聞くと一見関係がないように感じますが、実は血行不良と薄毛は密接に関係しています。髪の毛に栄養を運ぶのは血液で、血液の流れが悪くなると髪に必要な栄養素が運ばれなくなり、髪の毛の生成に支障が起きます。
なるべく体は冷やさないようにしましょう。
⑦喫煙
タバコと薄毛は密接に関係しています。よく薄毛改善には禁煙を勧められると思いますが、理由4はつで、ニコチンによる血管収縮、喫煙による男性ホルモンの増加、髪の毛の生成に必要な栄養素ビタミンの破壊、肝臓機能の低下があげられます。タバコは栄養素を運ぶ血液の循環を悪くする事に加え、髪の生成に必要な栄養素を破壊し、たばこの毒を浄化する為に肝臓を使用する事で髪の毛の生成が後回しにされます。
薄毛の改善には禁煙は欠かせないと言えます。
⑧過度な飲酒
軽い飲酒自体は血行が良くなり、血液循環が良くなりますが、過度な飲酒は肝臓機能に負担をかけます。また、アルコールを分解する時に発生するアセトアルデヒドが肝臓で分解できなかった場合、血液中をアセトアルデヒドが回ります。
血液中をアセトアルデヒドが巡る事で、DHT(ジヒドロテストステロン)が増加すると言われています。
AGAの原因とされるDHTが増加する事で薄毛の進行を促進します。
⑨不規則な生活
不規則な生活は睡眠不足に繋がります。睡眠不足は成長ホルモンの恩恵を十分に受けられない事、またストレスがたまり、血行不良に陥り、髪に栄養が行きわたらなくなり薄毛に繋がると言われています。
良質な睡眠でしっかりとした成長ホルモン分泌を促し、髪の成長に良い環境を作る事が大切です。
⑩更年期障害の症状!女性ホルモンの低下
更年期障害と薄毛にも密接な関係があります。更年期障害とは卵巣機能が低下することで、35歳ぐらいから女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減り、閉経後しばらくすると分泌しなくなる事により、ホルモンバランスが崩れる事に起こる症状のことを言います。
エストロゲンは、毛髪を発達させ、毛髪の成長期を持続させる、という働きがあります。エストロゲンが減少することで、髪の成長期が短く、休止期が長くなってしまいます。やがては、1つの毛穴から出る髪の本数が減ったり、髪そのものが痩せたり、髪の色が薄くなったりして、全体的に薄毛になっていきます。これは女性特有の脱毛症で、「女性型脱毛症」や「びまん性脱毛症」といいます。
4、枕に抜け毛が増える原因!睡眠中になぜ抜け毛がふえるのか?
なぜ睡眠中に抜け毛が増えるのか原因を説明していきます。
①睡眠不足
睡眠不足は薄毛と深く関係しています。髪の毛の元となるタンパク質の合成を促す成長ホルモンの分泌は睡眠中に最も多く分泌されると言われています。睡眠中にしっかりと成長ホルモンが分泌されないと髪の生成に支障が起きてきます。そして睡眠不足によりストレスなどで血行不良となり、結果薄毛に繋がります。規則正しい生活で良質な睡眠をとるようにしましょう。
②シャンプーをしないで寝る
シャンプーをしないで寝る事により、成長ホルモンの分泌が減少し、美しく豊かな髪が育たないということ、そして汚れたままの髪で寝てしまうと、皮脂が酸化したり、菌が過剰に繁殖したりして、頭皮の炎症を起こす原因となってしまいます。必ずシャンプーをしてから就寝しましょう。
③枕が汚れている
枕は思っているより雑菌が増えやすく、枕カバーは3日に1度は洗濯する事が必要と言われています。
雑菌が繁殖した枕カバーを使い続けると、頭皮に汚れや雑菌がつき毛穴を詰まらせ、髪の毛の成長を妨げます。枕カバーは常に清潔に保つようにしましょう。
④ドライヤーの間違った使用方法?
ドライヤーに使い方があるのか?と思う方もいらっしゃると思いますが、間違ったドライヤーの使用方法は抜け毛を増やす原因にもなります。
まずドライヤーの熱で頭皮が傷むこと、そして乾かしすぎる事で髪の中の水分まで飛んでしまい、パサつきの原因になります。頭皮の水分が奪られる事で乾燥し、かゆみや抜け毛の原因になる事が考えられます。ドライヤーの正しいかけ方は、
- ドライヤーで乾かす前にしっかりとタオルドライをする。
- 乾きの遅い襟足から乾かしていく。
- そして髪の内側から外側へ、髪の根元から毛先の順番へ乾かしていく。
- 髪が8割程度乾いたら、冷風に切り替えて髪を整えていく。
乾かしすぎには注意しましょう。
⑤体の冷えも抜け毛の原因
睡眠時に体が冷える事で、血行が悪くなり、髪の健康な生成・成長にも影響を及ぼすと言われています。毛根に栄養が行き渡りにくく、細くてコシのない髪の毛が増える原因になる可能性があります。
睡眠中はしっかりと体を温めるようにしましょう。
5、枕の抜け毛を減らす育毛対策
寝る前にできる抜け毛を減らすための育毛対策を紹介します。
①寝る前に洗髪をする
しっかりと寝る前に洗髪をして、頭皮の皮脂やホコリの汚れをしっかり落としましょう。寝る前に皮脂による毛穴の詰まりをキレイにし、頭皮環境を正常にする事で髪の毛が成長しやすくなります。
②寝具は清潔に保つ
寝具は常に洗濯をして、しっかり清潔に保ちましょう。特に枕カバーは3日に1度は洗濯し、雑菌が繁殖しないようにしましょう。
せっかく髪の毛を洗髪していても枕カバーに雑菌が繁殖してしまっては意味がなくなってしまいます。
③ナイトキャップを利用する
睡眠時の寝返りなどで、髪は摩擦によるダメージを受けてしまいます。髪への過度なダメージは、抜け毛に発展することもあります、そんな時におすすめなのがナイトキャップです。
素材にシルクなどを用いることで摩擦によるダメージを抑えるものが多く、さらには頭皮や髪の乾燥を抑えることもできるので、一度試してみるのも良いかもしれません。
④ドライヤーの使用方法を見直す
ドライヤーは頭皮や髪にダメージを与える可能性があります、正しい使用方法を理解し、髪や頭皮に負担をかけないようにしましょう。
〇ドライヤーの正しいかけ方は、
- ドライヤーで乾かす前にしっかりとタオルドライをする。
- 乾きの遅い襟足から乾かしていく。
- そして髪の内側から外側へ、髪の根元から毛先の順番へ乾かしていく。
- 髪が8割程度乾いたら、冷風に切り替えて髪を整えていく。
ドライヤーのかけ方を見直してみましょう。
⑤体をしっかりと温める
体をしっかりと温める事により血流が改善されて髪の毛に栄養が行き渡りやすくなります。
温かい飲み物や、スープで体の芯から温める事を意識し、お風呂もシャワーだけではなく、湯船につかって体を温めるようにしましょう。
6、枕の抜け毛だけではなく、抜け毛を減らす対策
枕の抜け毛を減らす、つまり夜に起こる抜け毛の対策だけではなく、常に起こる抜け毛に対策をしていきましょう。
①食生活の改善
食生活の改善で髪の生成に必要な栄養素である、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを意識し、バランスの良い食事をとるようにしましょう。
ミネラルは体内では生成する事ができない栄養素ですので、意識して摂取するようにしましょう。
細胞の分裂を促進する作用がある亜鉛などは育毛対策には良いと言われていますが、牡蠣、うなぎ、レバーなどに含まれています。これらを意識して摂取してみましょう。
②十分な睡眠
睡眠中に髪の毛の成長を促すホルモンが分泌されるので、しっかりと睡眠をとるようにする事は薄毛の改善に繋がります。また睡眠不足によるストレスで血行不良が起きる事も同時に防ぐことができるので、薄毛の改善をしたい方は質の良い睡眠をとる様にしましょう。
③ストレスをためない
ストレスがたまると自律神経のバランスが乱れて、交感神経が過剰に働き、全身の筋肉が無意識に緊張します。緊張状態が続く事で筋肉近辺を通る血管や筋肉内部の毛細血管の血流が悪くなります。
血流が悪くなる事で髪の毛に栄養が運ばれなくなり、薄毛が進行します。
ストレス発散はこまめにし、ストレスは溜めないようにしましょう。
④飲酒、喫煙をしない
過度な飲酒は肝臓機能の低下、DHTの増加につながります。喫煙はニコチンによって血流が悪くなり、髪の毛の生成に必要な栄養素であるビタミンを壊してしまう働きがあります。
薄毛の改善をしたい人は過度な飲酒と喫煙は控えるようにしましょう。
⑤頭皮マッサージをする
頭皮マッサージには、頭皮の血流を改善し、髪の毛にスムーズに栄養を届ける効果があります。
頭皮が硬くなっていると血流が悪くなり髪へ栄養が届かず髪の生成がうまくされなかったり、頭皮が硬すぎる事で抜け毛が増加したりします。頭皮マッサージにて血行促進や頭皮の凝りを緩和する事ができます。
⑥シャンプーの種類を見直す
薄毛対策をしている人が陥りやすいのが、過剰に皮脂を流しすぎる洗浄力の強いシャンプーによって、頭皮を守る菌である常在菌まで洗い流しすぎていることです。
洗浄力の強いシャンプーにより頭皮に必要な常在菌を洗い流してしまう事で、かえって過剰に皮脂を分泌させてしまっている可能性があります。今使っているシャンプーの成分を確認して洗浄力の強いものである場合は見直しが必要です。
シャンプーの洗浄成分には
- アミノ酸系洗浄成分
- 石鹼系洗浄成分成分
- 高級アルコール洗浄成分
などがあります。この中でも強い洗浄力をもつシャンプーは高級アルコール洗浄成分のシャンプーです。
アルコール系の洗浄成分を使用しているシャンプーをお使いの方は、アミノ酸系洗浄成分を使用しているものに変えることをおすすめします。
⑦シャンプーの方法を見直す
間違ったシャンプーの方法で抜け毛が増えている可能性があります。
正しいシャンプー方法でしっかりと頭皮を洗浄するようにしましょう。
正しいシャンプー方法
- シャンプー前にブラッシングをする
- 38度前後の塗るま湯にてしっかりと予洗いをする
- シャンプーは手のひらでしっかりと泡立ててから使う※泡立ちが足りない場合は追加します
- マッサージをしながら頭皮の汚れをしっかりと落とす
- 洗い残しが内容にしっかりとすすぐ
予洗いをせず、シャンプー剤を直接頭皮につけて泡立てる事で髪が絡まり、抜け毛が増える可能性があります。しっかりとシャンプー剤は手のひらで泡立ててから使うようにしましょう。
⑧育毛剤を使用する
育毛剤の使用で抜け毛の予防をする事ができます。
育毛剤には様々な種類がありますが、育毛、薄毛、かゆみ、脱毛の予防、毛生促進、発毛促毛、ふけ、病後・産後の脱毛、養毛などの効果が期待できます。
薄毛の進行が進んでしまっている場合は、生活習慣の改善に加えて、育毛剤の使用をおすすめします。
⑨育毛サプリで必要な栄養を補う
育毛剤の使用と併用して行うと効果的なものが育毛サプリの使用です。育毛に必要な必須栄養素を補うだけではなく血行促進など体の内側から育毛をサポートすることが出来ます。
⑩クリニックを受診する
育毛剤の使用をしても改善が見られない場合や、自分にあった治療の相談がしたい場合はAGAクリニックの受診をおすすめします。
クリニックでは自分の薄毛の原因をしっかりと知る事ができ、医師の処方で薬を処方してもらえるので、高い確率で効果が期待できます。
枕の抜け毛の原因はわかりましたでしょうか?枕に増えた抜け毛だけではなく抜け毛の原因をしっかりと理解して対策を行う事で、薄毛の予防に繋がります。
自分の抜け毛、脱毛の原因をしっかりとしていきましょう!